鍛木皿(たんもくざら)

鍛木皿(たんもくざら)は、栃の木の表面を金槌で叩き、独特の凹凸を表現したうつわ。
槌目と漆の仕上げにより、鍛木・金箔・銀箔・たまゆき・さみだれの5種類が生まれました。

■鍛木
鉄作家が風合いのある槌目をつけたトチノキの木地に、黒漆を丁寧に塗り重ねました。木目や槌目によって一枚ずつ異なる、深い光沢をご堪能ください。
■鍛木 金箔
鍛木皿に本金箔を貼り、少し削ることで、黒漆による美しい陰影を浮かび上がらせました。表面には予め荒らしを施し、自然な佇まいに仕上げています。
■鍛木 銀箔
本銀箔を貼った鍛木皿を削ることで、わずかに浮かぶ本漆の深い光沢が、自然な美しさを際立たせます。本銀箔による色の経年変化もお楽しみください。
■たまゆき
雪をモチーフにした、まるい槌目は、日本で数少ない、「おりん」をつくる鍛金職人によるもの。温もりある佇まいと、降り積もる雪が美しい逸品です。
■さみだれ
高岡伝統の技を受け継ぎ、「おりん」を手がける鍛金職人が、旧暦5月の雨のような軌跡を描き出しました。自然の息吹をテーブルでお楽しみください。